お客から共感してもらう販促術のひとつー女性目線のしなやかさ

  • 2013年09月15日
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    すべて手書き、手作り感あるイラストと色鉛筆とサインペンで彩られた紙面。JR九州東京支社が毎月発行する「鉄聞」は。31歳の女性社員が編集長。本来の仕事は経理や庶務などの内勤で、空き時間に鉄聞を書くといいます。
    実際に、彼女はイラストレーターでもありませんので、どこか学級新聞のテイストを感じさせてくれます。
    この素人感が、素朴で素直で正直な情報として、お客にストレートに届くのでしょう。
    当初は、1回限りの予定が、社内外からのリクエストもあり、現在まで14号にまで続いているようです。

    なぜこのような人気になっているのでしょうか。
    ①.彼女の目線で表現している(私はこれが好き。これかわいいと思いませんか。)
    ②.手書きであるが故に彼女の声をストレートに伝えられる
    *これにより、お客と彼女(JR九州)との間に共感が生まれるのです。


    お客との共感を生むことは、「勝ち組になる」販促において、大変重要なことです。
    彼女が紹介したJR九州の魅力に魅了されたお客は、九州旅行に行ってみたくなると思います。そして、その旅行には必ずJR九州の列車の旅があるのではないでしょうか。
    なぜなら、九州旅行の動機付けのきっかけは、彼女の「鉄聞」の手書き情報だったからです。

    (日経朝刊/2013年9月14日号「女性面」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    お客から共感を得るにはどうしたらよいでしょうか。
    ひとつに、「自己開示」という方法があります。
    「私はこう思う」「私はこうした」「私はこうして楽しかった」など、自分の行動や感想を素直に伝えることです。
    自分から心を開かなければ、相手(お客)が開いてくれるはずもありません。それも、自分の本当の声でなければ、伝わりません。
    一旦、お客との共感関係が生まれると、価格競争に巻き込まれることも、クレームになることも少なくなります。
    お客から共感を得ることが、「勝ち組になる」必須条件なのです。

     

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