コンビニの勝ち負けを左右するのは、定員の笑顔と真心。

  • 2013年09月30日
  • egaomagogoro

    デジタル商店のように見られている「コンビニエンスストア」。
    24時間営業、近くにある、駐車場がある、トイレがある、などその名の通り「便利さ」を売りにして、全国5万店まで拡大してきました。
    利用客の多い駅のコンビニでは、客さばきは速いですが、笑顔や思いやりは見られません。
    しかし、これでいいのです。お客もコンビニに対して、正確さと素早い対応を求めているだけなので、これでお互いに十分満足している訳です。

    今までのコンビニは、都市部や住宅地、大通りが出店のベースとなっていましたが、、飽和状態となりつつある中、今後は、過疎地への出店も注目されています。
    そこで大切なのが、都市部とは違った対応です。
    お客は、お年寄りです。動作もゆっくりしています。定員もお客に合わせてゆっくり対応しなければ、お年寄りに気を使わせてしまいます。
    世間話をしたり、時には重い商品を自宅まで届けるようなことも必要です。
    昔のお米屋さんや酒屋さんがやっていた「ご用聞き」のようなことも必要かもしれません。

    過疎地のコンビニのあり方を考えましたが、これからは、このあり方が、コンビニ全体のスタンダードになるのではないかと思います。
    近い将来、都市部のコンビニでも、定員の笑顔で店をチョイスするような時代になっているのではないでしょうか。



    (日経MJ/2013年9月30日号「おもてなしスケッチ」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    ある一人暮らしのお年寄りが、散歩がてらコンビニを利用している理由が興味深かったので紹介します。
    「ここの店長は親切だからねえ」と言って、果物や飲み物を買いに行くことを楽しみにしているのです。
    「親切だから」という理由だけで、コンビニに歩いて来てくれるのです。
    ここに、これからの商売の勝ち負けを左右するヒントがあると思います。
    「笑顔」「真心」「親切」、まさに「お・も・て・な・し」の心です。

     

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