北海道の長期滞在型観光の販促ポイントは、北海道の魅力をPRし続けること!

  • 2013年08月05日
  • hokkaido

    北海道で、長期滞在型観光に支援活動を始めるそうですが、短期周遊型観光地から切り替えようとしている地域を個別に支援していくそうです。
    私は、支援先を短期周遊型観光地から切り替えようとしている地域に限定することに、厳しく反対したいと思います。
    旅行会社による団体旅行の低迷により、道内の観光入り込み客数は、1999年度をピークに減少。反面、避暑地としての個人旅行の需要は高まっていることから、今回の長期滞在型観光への支援となったようです。
    しかし、短期旅行者が来なくなったから長期旅行者へシフトしようという考えには賛成できません。短期旅行者が来なくなったのは、単に旅行会社が企画する団体旅行が低迷しているからで、観光地としての魅力が落ちた訳ではないからです。

    私は、1997年、いまから16年前に、沖縄と北海道で、長期滞在型の旅行商品を企画販売したことがあります。
    冬は沖縄、初夏から秋にかけては北海道で過ごす長期滞在旅行は、とても好評でした。
    その際、参加者には滞在日記を書いてもらいました。日記から分かったことは、滞在中、みなさん、驚くようなスケジュールで観光をしまくっていたことです。
    レンタカーで数100キロという人いました。

    お客さまにとっての長期滞在型の魅力は、より多くの観光地に好きな時間に好きなだけ行けることにつきると思います。短期旅行の積み重ねが長期滞在型旅行なのです。
    つまり、短期も長期も分け隔てなく、北海道の観光地としての魅力をもっともっとPRすることが、長期滞在型旅行者を増やすことにつながるのです。
    さらには、短期周遊型観光地として低迷していた地域にも、短期個人旅行者がやってくるのではないでしょうか。

    (日経MJ/2013年8月5日号「北海道観光機構が24地域に補助金」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の感動した!)

    旅行会社におんぶにだっこだった観光地も、ネットが普及した今だからこそ、独り立ちすべきだと思います。
    日本の観光地は、とても整備されています。
    当たり前のことをもっと自慢した方がいいのではないでしょうか。
    導線の整備をPRしてはどうでしょう。駐車場から観光施設、お土産屋と続く道の整備。そして、それをとりまく人々のやさしい気配り、いわゆる「おもてなしの心」をPRするのです。

     

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