従業員のSNSを販促に活かす方法を考える
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コンビニの従業員が、アイスクリームケースの中に入って涼んでいる写真を投稿したことから、それに似たニュースがメディアで多く取り上げられています。
コンビニやファーストフード、ラーメン店、レストランなど、チェーン展開しているお店で働く従業員によるこの種のネット炎上騒動が、メディアで報道されました。
このようなニュースが一度報道されてしまうと、そのお店だけでなくチェーン展開している企業全体のイメージダウンにつながり、損害金額にすればかなり巨額になることでしょう。
ではどうすれば、リスク回避できるのでしょうか。
この騒動の原因は、軽はずみな写真投稿をした従業員のモラルハザード=道徳倫理の欠如にあることは、明白なことですが、モラルとは、周りの環境が影響を及ぼすことが大きいのではないかと思うのです。
常日頃からのお店の基本方針を徹底していれば、このようなことは起きなかったのではないでしょうか。掃除の徹底、衛生の徹底、整理の徹底、これら基本中の基本が、緩んでいたのではないかと思います。
私は、学生時代老舗のホテルでアルバイトをした経験があります。そこでは、アルバイトからパート、正社員まで、すべての従業員が、ホテルの看板を背負い、胸に誇りを持って働いていたこと思い出します。
このホテルでは、このような出来事は絶対に起きないでしょう。
問題解決の道は、従業員を管理教育するのではなく、自らがもう一度基本に立ち返ることから始めるべきだと思います。
(日経MJ/2013年8月23日号「徳力基彦のECの波頭」)

今この時にも、従業員のSNSは、いろんなところで投稿されていることでしょう。お客さまから感謝されたり、褒められたり、しかられたりと、自分の身に起きたことが投稿されていると思います。 これは、まさにライブであり、ノンフィクションです。 このような真のSNSから、見込み客が生まれ、顧客になっていくことも、ひとつの販促ではないかと思います。 従業員が前向きに仕事ができる環境をつくることが、よりよい従業員のSNSにつながっていくと思います。 |