本物の写真に優る販促効果はない!

  • 2013年08月17日
  • aoshima01 aoshima02

    オーストラリアの不動産販売で空撮写真を利用する動きが広がっています。
    海沿いの崖に立つ物件や広大な豪邸などは、地上からの撮影だけでは魅力を表現できなかったことから、この新サービスが始まったようです。
    小型の無人撮影機を使って空中撮影するサービスです。
    費用は500オーストラリアドル(約45,000円)程度と値ごろ感が需要を高め、空撮する業者は拡大してしているようです。

    私は、この記事を見て、この新サービスが、日本で広まらないものかなあと思いました。
    ネットで検索したところ、小型の無人撮影機を使っての空中撮影サービスをしている業者は少なく、料金も高めでした。
    上で紹介した左の宮崎県青島の鬼の洗濯板(空撮)は、青島は「洗濯板に乗ったタワシのような島」に見えます。
    観光用で紹介された青島の鬼の洗濯板は、通常は右側の写真のように目線からの写真で紹介されていることが多いので、青島がどのような島かは分かりません。
    鬼の洗濯板は地続きの海岸線の風景と思ってしまうかもしれません。この写真しか見ていないと、たぶんそう思ってしまうでしょう。
    鬼の洗濯板は、約1500~3000万年前(新第三紀)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになったものです。
    このような地球規模の自然現象から作られた名所を紹介するには、やはり、左側の写真の方が、説得力ある写真ではないでしょうか。

    (日経MJ/2013年8月16日号「オーストラリアの不動産取引で新サービス」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    福井県の東尋坊、青森県の仏ヶ浦、沖縄県の万座毛などは、日本の海岸線の自然美の名所として有名ですが、観光用のPR写真で空撮の写真は見たことありません。また、皇居千鳥ヶ淵の桜、日光いろは坂の紅葉などの四季を彩る風景美の空撮写真も見たことありません。本物の写真は、何も語らなくても人々の心に響くものです。今は、世界中に発信できます。
    私たちが目にすることのできない空からの写真に優る販促はないと思います。

     

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