レジでの笑顔でお客の心を引き寄せるー勝ち組になる条件

  • 2013年09月16日
  • egao

    ある親子連れが、スーパーに出かけた時の話です。買い物を済ませレジに並ぼうとすると、子供が「こっちに並ぼうよ」と手を引き、違うレジへと引っぱりました。
    そこには、笑顔のお姉さんが、「いらっしゃいませ。いつもありがとうございます」と、子供にも母親にも顔を見て、ニッコリと挨拶をしてくれました。
    買ったものを袋詰めしていると、子供が「あのお姉さん優しいんだよ」と満面の笑みを浮かべて、レジを何度も振り返っていました。
    レジのお姉さんの笑顔は、スーパーの看板そのものです。スーパーの善し悪しを左右するといっても過言ではありません。
    私が住んでいる街にもいくつかのスーパーがあります。
    レジの人の表情と青果の鮮度は比例しています。レジ係の人の表情が豊かなスーパーは、青果も新鮮なものを扱っていて、値引きセールをしなくともいつもお客さんが来ています。
    一方、レジ係の人の表情が少ないスーパーは、値引きやポイント還元でお客を集めようと必死です。

    レジ係の人が笑顔で接しているスーパーでは、お客の表情がにこやかこと多いです。
    笑顔が周りに波及するんです。
    つまり、お客の表情は店員の表情に比例します。ひとりひとりの店員が、心を豊かに、人にやさしく生きるように心がけていることこそが、お客を引きつける条件なのです。

    (日経MJ/2013年9月16日号「おもてなしスケッチ」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    商売において、自店のファンが多ければ多いほど、安定した収益が得られ、ずっと「勝ち組」でいられます。
    そのファン作りにおいて、値引きやポイント還元などといった目先のサービスからファンになったお客は、安さやポイントの多さで、すぐに他へと去っていきます。しかし、無償のサービス(笑顔やおもてなしなど)からのファンになったお客は、無償のサービスがなくならない限り、離反はしません。強い絆で結ばれています。
    「勝ち組になる」条件は、「ファン作りのきっかけは、無償のサービスを心がけよ」と言うことです。

     

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