高速バスは、これからがチャンス到来!

  • 2013年08月14日
  • bus

    昨年2011年9月末にツアーバス運行に関わっていた228社のうち、国土交通省が今年8月からの乗り合いバス運行を許可したのは、約3割の79社にとどまりました。ということは、149社は認可されず、競争相手が7割もいなくなったわけです。8月以降の運行本数は約2割減る見通しのようです。平日の便数は以前とは変わりませんが、繁忙期は大幅に減便するようです。
    高速乗り合いバスとは、高速路線バスであり、バスの停留所から停留所までを一定金額で運ぶ、街を走る路線バスと同じ交通機関のことです。
    今年のお盆期間は、制度が移行して間もないことから、混乱もありました。しかし、すぐに問題点を解消して、今年のお正月には、勝ち組もでてくると思います。
    なぜかと言えば、たくさんの需要があるからです。
    高速バスは、新制度に移行しようとも、飛行機や列車にかわる移動の手段には変わりません。繁忙期は特に、飛行機や列車の料金が高いため、高速バスには絶対的な料金メリットあります。
    新制度移行により、長距離バスは値上げとなりますが、安全面の徹底などをより広くPRして、値上げ分を安全面強化のための経費と理解していただけるようにすれば、これからさらに飛躍できると思います。

    (日経MJ/2013年8月14日号「高速バスのサバイバル戦争は第2ステージに突入」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    今回の新制度では、バスを運行する際、1人の運転手が1日に走行できる上限距離を昼間は500キロ、夜間(午前2〜4時)は400キロに厳格化しました。従来は上限670キロを「目安」としていました。
    この制度により、日帰りバスツアーの多くが、ツアーを実施できない事態に直面しています。
    例えば、首都圏から静岡県の大井川鉄道に乗って紅葉を楽しむバスツアーは、昨年までは9,000円〜10,000円の料金でしたが、新制度からは、運転手が2人必要なため、料金が12,000円ぐらいなってしまい、販売を中止するようです。
    今後は、貸切バスから高速路線バスとの連携により、日帰りバスツアー商品を造成するような考えも必要となるのではないでしょうか。

     

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