2014年は四国巡礼が注目を集める!
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最近、仏教を体験するイベントが人気を集めています。
京都に総本山を置く臨済宗妙心寺派では、東京禅センターを設立、2008年から「座禅体験!」イベントを定期的に開いています。参加者の半数が初体験といいます。特に昨年、「夜の座禅体験」を開設したところ、男性の参加者が8割を占めているそうです。
「どこも初心者大歓迎で、気軽に参加できます。お寺という異空間で座禅を組む時間は実にぜいたくです。」
「座禅を組むと忙しさでザワザワしていた心が落ち着き、頭もすっきりとリセットされるんです。」
なぜ今、仏教を体験するイベントが人気を集めているのでしょうか。
お寺で座禅を組むという非日常の時間は、現代人の日常生活での緊張感から、心を開放してくれる効果があるようです。
「仏教は生きていく上で出合う苦しみをどう引き受けるかという知恵の大系」。呼吸法や歩き方、座り方の技法が、効果的のようです。
来年2014年は、弘法大師・空海が、四国霊場(四国お遍路)を開創して1,200年です。四国八十八ヶ所でお遍路をするのに絶好の機会です。空海の足取りをたどるお遍路。体験する仏教は、さらに盛り上がりそうです。
(日経MJ/2013年8月30日号「日経おとなのOFF・オトナ行動学」)
巡礼は、四国お遍路を代表に、西国三十三カ所、坂東三十三カ所、秩父三十四カ所の日本百観音霊場など、全国各地に広がっています。 関東では、あまりなじみはありませんでしたが、坂東巡礼が、観光要素もあることから、観光ツアーの延長として、ブームになっています。 気軽に参加した人も、その後ハマってしまう人も少なくありません。 物的な欲求から心の安らぎを求める傾向は、巡礼に限らず、いりいろなマーケットでもキーワードになるのではないでしょうか。 金額勝負、性能勝負ではなく、心の勝負が勝敗の分かれ目になると思います。 |