NECのBIGLOBE売却から学ぶ、会社が社会に貢献できる商品を見極める!
★NECがインターネット接続(プロバイダー)子会社のNECビッグローブを売却する方針を固めました。近く入札を実施するそうです。
★業界4位で個人を中心に302万人の会員がいます。
★経営資源を社会インフラ事業に振り向けるようです。
今朝の日経新聞の一面で、この情報を知りました。
ビッグローブとは、旅行情報比較検索サイト=「旅比較ねっと」部門との接点がありました。この「旅比較ねっと」は、旅行情報比較検索サイト業界でも、真っ先にスマホアプリを立ち上げ、ネット画面とは全く類似ない、スマホのための旅行情報比較検索アプリを構築しました。私が知る限り、「旅比較ねっと」は、旅行情報比較アプリでは、No.1の売上があったと思います。ムダのない、スマホユーザーのことを、深く考えた構成になっています。
たぶん、ビッグローブでは、この旅行情報比較検索サイト部門は、儲かっていたと思います。
ではなぜ、今回、売却ということになったのでしょうか。
ビッグローブは、社名がNECビッグローブ株式会社で、社員は全員NEC採用と聞いています。NECの1つの部門という位置付けだったのでしょう。
ですから、NECが白物家電をやめ、テレビをやめ、スマホをやめ、経営資源を個人から法人へとシフトする中で、個人向けという理由から不要と判断されたのだと思います。いくら儲かっているからといっても、社会インフラ事業には役に立たないと思われたのでしょう。
私は、この判断に賛成です。NECは、会社の経営方針として、社会インフラ事業に集中することを決めたわけですから、いくら儲かっていたとしても、方針にそぐわないもの売却して当然だと思います。社員の士気にもかかわります。
これと同じことが、すべての会社に当てはまると思います。
会社が社会に貢献できることは何か? どうすることで貢献できるか?
ということをよく認識して、そのためには、何をしなければならないか。何か不要なものはないか。よく精査することが、重要だと思います。
そして、この会社の方針を全社員に周知徹底させることが、最も重要だと思います。
そのためには、会社法人にとって「社是」と「経営理念」は、絶対に必要だと思います。この2つを定期的に全社員が読み上げることも、大切なことだと思います。
(日経/2013年10月11日号「一面」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
「社是」と「経営理念」と、もうひとつ、大切なテーマがあります。 「行動規範」です。最近、社員やアルバイトの悪ふざけの投稿写真が、ニュースで取り上げられ、長期の休店や閉店になったところも出て来ています。 このようにならないためにも、「行動規範」をつくり、全社員での読み合わせをするなど、是非、実践してはどうでしょうか。 |