「商品」よりも「ブランド」を売れ!「ブランド力」を築く努力をしよう!

  • 2013年11月16日
  • seven_gold

    ★セブンイレブンは、独自商品=セブンプレミアムで差をつける

    オリジナル商品の開発に力を入れて来たセブンイレブン。近年はプライベートブランド(PB)=セブンプレミアムの拡充で、この流れを加速させています。
    売上高全体に占めるオリジナル商品の割合は現在の6割から7割まで高める方針のようです。

    「麺がつるつるしていて、何とものどごしがいいわい」とSMAPの香取慎吾が麺をすするのは「セブンゴールド 金の麺」のCMの一コマ。セブンイレブンが、PBの単独商品だけのCMをするのは初めてだそうです。この金の麺は、「マルちゃん正麺」の東洋水産との共同開発。「マルちゃん正麺」も2011年の大ヒット商品で、乾麺ではトップブランド。その「マルちゃん正麺」とセブンイレブンがタッグを組んだこの商品、まさに鬼に金棒といったところでしょう。

    ほかにも、「セブンゴールド」初のビール「セブンゴールド ザ・ゴールドクラス」を「プレミアムモルツ」のサントリーと共同開発しました。
    「プレミアムモルツ」も上級ビールのトップブランドです。

    このように、15,000店舗の強力な販売力を持つ、セブンイレブンが、それぞれのアイテムのトップブランドとコラボしたPB商品は、無敵のように思います。

    「セブンプレミアム」は2007年に誕生し、最近ようやく花が開きました。2007年と言えば、まだまだデフレ真っ最中、そんな中、よくこのブランドを立ち上げ、我慢して続けていたと思います。

    最近のメニューの虚偽表示問題は、自分のレストランのブランド力に自信のない現れで、素材のブランド力に頼り切った末の顛末となったのだと思います。
    ブランド力を築きあげることは、並大抵の努力ではありません。
    しかし、メーカーにしろ、流通にしろ、勝ち組と言われている会社は、すべて、ブランド力を持っています。目先の商品をお手先で売るのではなく、ブランド力を築き上げる努力をしましょう!



    (日経MJ/2013年11月15日号「総合小売り」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    「ブランド力」とは、それぞれのカテゴリーや、ランクに応じてあるものです。
    一流ホテルの「ブランド力」もあれば、ビジネスホテルの「ブランド力」、民宿の「ブランド力」もあります。
    必要なことは、自信と誇りを持って、自分の会社の商品を自社名とともに売ることです。
    自社名が名もなき会社ならば、名のある会社になる努力をすることです。
    その努力によってしか「ブランド力」は築けません。

     

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