CtoCビジネスの新しいモデル=「物々交換」や「シェアリング」が、ますます広がっています。

  • 2014年04月22日
  • barter

    ヤフーのインターネットオークションサイト「ヤフオク!」では、4月1日から、「個人同士の取引なら消費税0%」というテレビCMを開始しました。事業者との商取引(BtoC)ではなく、個人同士なら消費税はかからないことに焦点を当てたオークションサイトのキャンペーン販促のようです。

    オークションサイトは、個人同士の売買取引ですが、近年いくつか新しい対価なしのCtoCビジネスが台頭しているので、ここで紹介したいと思います。
    ①、不要になった服を持ち寄って交換し合う催し『xchange』は全国各地で開催されています。

    ②、プログラマー希望者だけ、シングルマザーだけ、など入居者を限定したシェアハウスでは、知識や生活の手助けを金銭抜きで交換し合っています。

    ③、海外では、『Swapaskill.com』などのサイトでは、個人が技能を交換しています。たとえば、美容師が料理上手な人の髪を切り、料理を教えてもらう。お金のやり取りは無しです。

    ④、旅行者が空き部屋をお互いに提供する『カウチサーフィン』も世界中に広がっています。

    ⑤、車の故障時に駆けつけてくれる『JAF友』。

    このように、今後は、生活者自身の生み出す価値がどんどん増え、対価なしの取引として経済に入り込んでくると考えられます。

    このようなCtoCビジネスの台頭は、従来のモノやサービスを提供するだけの企業にとって、脅威となるかもしれません。

    (日経MJ/2014年4月7日号「斜光線」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    旅行ビジネスにおいても、新しいCtoCのビジネスモデルはないでしょうか。
    2013年10月21日のブログで、着地型観光が増えると紹介しました。☆そのブログは… http://5e-planning.com/country_tourism/
    従来のパッケージ化された旅行ツアー=発地型観光が、求められなくなっている今、多様なニーズに答えられるのは、着地型観光と言われています。
    この着地型観光に、旅行ガイドのCtoCビジネスが存在してもおかしくないのではないでしょうか。
    自分が住んでいる場所の観光案内をしつつ、自分が旅行をした時は、その地に住んでいる人に旅行ガイドをしてもらう。旅行ガイドのバータービジネスも可能性としてない訳ではないと思います。
    ソーシャルネットワークの広がりのスピードは、思っている以上に早いかもしれません。

     

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