観光やイベントで、「その瞬間」に立ち会うことが商品になる!
★2020年夏季オリンピックとパラリンピックの東京開催決定!
★国産ロケット・イプシロン打ち上げ成功!
このような歴史的瞬間に立ち会おうと多くの人たちが、いろいろな場所に集まりました。オリンピックの東京開催決定の瞬間には、全国各地で、パブリックビューイングが催され、飲食店などでもイベントが開かれていました。
また、ロケット打ち上げの鹿児島県肝付町では、6カ所の見学場に約2万人が集まりました。
このような歴史的な瞬間以外にも、「立ち会う」ことの重要性が増しています。
最近のコンサートや演劇などの売上が好調なことも、これと同じなのです。その場で盛り上がりたい、感動したいという考えが、その瞬間を自分と同じファンの人とともに過ごしたいという感情になるのでしょう。
「立ち会いたい」という感情の意味を考えてみましょう。
1つ目は、「目撃」です。その場に居合わせたいという願望です。
2つ目は、「共有」です。感動を他の人たちと共有したい。そうすることで感動が何倍にも増すからです。
3つ目は、「自慢」です。この瞬間に立ち会ったんだと友人や他の人に誇れるからです。
このように「その瞬間」を演出し、「立ち会う」ことをセッティングできれば、新しいビジネスの商品となるのではないでしょうか。
(日経MJ/2013年9月20日号「品田英雄のヒットの現象学」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
歴史的な瞬間を演出しなくても「立ち会う」瞬間は、いろいろあります。 ウミガメの産卵、月の出(海から月が昇る)、トンボロ現象(干潮時に海に道ができる)などがそうです。 トンボロ現象などは、フランスのモンサンミッシェルが有名ですが、日本にも各地で見られます。 鵜之島 – 千葉県いすみ市岬町和泉鵜之島 三四郎島 – 静岡県賀茂郡西伊豆町堂ヶ島 大余島 – 香川県小豆郡小豆島(エンジェルロードとして有名) 志賀島海の中道 – 福岡県福岡市 知林ヶ島 – 鹿児島県指宿市 このトンボロ現象とイベントを組み合わせた「立ち会う瞬間」をセッティングしたら、販促につながるのではないでしょうか。 |