個食時代の家族が、ファミレスをロードサイドからフードコートへ移しています。

  • 2014年05月20日
  • food_court

    脱デフレが見えつつある外食産業にとって、消費増税よりも手強いのが、人手不足かもしれません。
    人手不足と円安による資材高のダブルパンチで、ロードサイド店への出店を見直す動きが加速しています。
    そんな中、長崎ちゃんぽんのリンガーハットでは、SC内のフードコートへの出店に活路を見出しています。

    SC内フードコートへの出店シフトは、個食時代の家族の趣向、人手不足、資材高という状況の中で、当然の動きのようです。
    人手不足問題は、絶対数の不足からなので、問題解決の道は考えられません。また、資材高により、ロードサイドへの出店は、居抜き以外は採算が取れないと言われています。
    個食とは、家族がそれぞれ好みのものを食べたり、バラバラに食べたりするスタイルのことです。
    我が家でも、息子はこってり肉派、娘はヘルシー魚介&野菜派で分かれ、一家でファミレスで食事をする機会がほとんどなくなりました。
    私と息子、妻と娘に分かれて外食をすることが多くなりました。
    これからの外食業界は、お客の趣向の多様化にも対応していかなければ、生き残れないということなのでしょう。

    (日経MJ/2014年5月19日号「戦略を読む」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    ホテルや旅館においても、個食時代への対応が必要だと思います。
    ホテルの和洋中各レストランに家族が一人一人別々に食事がしたいというニーズにどう対応するのか。
    ホテルのレストランだから、ホテル仕様に合わせてもらうという考えを忘れた方がいいかもしれません。
    ホテルの一流レストランが合わさって、高級フードコートになるような斬新さが必要ではないでしょうか。
    旅館の夕食は、和食が当たり前という概念をやめ、お客の趣向に合わせて、ピザやパスタもOKという対応も喜ばれるでしょう。
    いづれにしても、個食時代の波は、ホテルや旅館に、すぐにやってくると思われます。早めの準備をおススメします。

     

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