吉野家の高めの商品投入策に疑問!
吉野家、今度は高め
「牛カルビ丼」「ねぎ塩豚丼」投入
(日経MJ/2013年7月3日号)
「480円、客単価上げへ」
吉野家では、今年4月に値下げ(380円▷280円)した牛丼より、200円高い「高付加価値商品」を投入するようです。値下げにより集めた顧客を高単価商品へ誘導し、客単価を引き上げることが狙いのようです。
☆吉野家…http://www.yoshinoya.com/
私は、この客単価アップの販売戦略には賛成です。
しかし、その高付加価値商品に対して疑問なのです。
その商品が「牛カルビ丼」と「ねぎ塩ロース豚丼」です。全くそそられません。
私ならば、「牛丼」で高付加価値商品を提案します。
たとえば、「松坂牛のプレミアム牛丼」なんかはどうでしょう。
1日50食限定2,000円。
吉野家は、牛丼のうまさにおいては、競合他社より優れていると思います。それならば、牛丼でとことん押した方がいいと思います。
せっかく値下げ集めた「牛丼」ファンが、カルビ丼や豚丼に魅力を感じるでしょうか?
吉野家の顧客の核は、「牛丼」ファンであることに立ち返った方がいいと思います。
まとめ(今日の感動した!)
マクドナルドの1,000円バーガー、セブンイレブンの金の食パンなど高付加価値商品がマーケットを賑わしています。消費者の目は、鋭いです。客単価アップを狙った商品投入には十分注意が必要です。中途半端なことをすると、取り返しのつかないことになります。値下げして戻ってきた吉野家の牛丼ファンが、ほかに取られなければいいのですが。吉野家の牛丼ファンの一人として、ちょっと心配です。 |