外国の豪華客船を逃すな!日本発着のクルーズは一石三鳥の商品になる。

  • 2013年10月08日
  • voyager

    ★9月11日、北海道の室蘭港に入稿した「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」
     *13万トン、約3,000人収容、高さ63mの巨大客船

    ボイジャー号は、室蘭港で1泊します。クルーズ船は、寄港で停泊したした場合、主にその地発着の日帰りバスツアーで観光します。つまり、この日、室蘭港発着の日帰りバスツアーのお客が、3,000人いたわけです。
    今年から来年にかけて、外国の豪華客船が、日本発着のルートを増やすことから、寄港地周辺の経済波及効果がかなり期待できると思います。
    1つ目の旨味は、この寄港地周辺の経済効果です。

    今回のボイジャー号は、北海道では過去最大のクルーズ客船であったことから、地元ではYOSAKOIソーランで寄港を迎えました。このような演出は、今後も続けた方がいいと思います。
    地元の観光協会がサポートして、「ウェルカム・ジャパン」ムードを継続して演出するべきです。
    こうすることで、外国人観光客に対してより強く日本的意識を与えられ、評判も高まることでしょう。
    日本発着のクルーズは、外国人観光客を増やす旨味もあると思うのです。

    3つ目の旨味は、日本の75才以上の高齢者の旅行商品として最適であるということです。10月6日のブログでもお話したように、2016年以降は、75才以上の高齢者だけがどんどん増え続けていきます。この高齢者は、旅行も行き尽くし、移動はしたくない超高齢者で、既存の旅行商品では満足しません。しかし、クルーズなら大丈夫だと思います。☆10月6日のブログ… http://5e-planning.com/シニアマーケット、ひとくくりと思ったらダメ。/br/>

    この3つの旨味がある「日本発着のクルーズ」は、日本の観光経済にとって、大変重要なものになると思います。
    外国の大型クルーズ客船会社が、今後も引き続き、日本発着のクルーズを継続してもらえるように、官民一体となって、活動していく必要があると思います。
    日本人は、カジノでお金を使わないので、カジノ売上は期待できないそうです。
    そのマイナスを補うためにも、日本人の乗船率アップと、外国人乗船者のへの陸からのサポートを密に行うことで、評価を得ていくことが、継続へとつながっていくのではないでしょうか。




    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    今回、小樽や室蘭のオプションの観光バスツアーでは、バスが足りなくなる事態が起きたようです。観光バスが足りないのならば、ここは、規制を緩和して、近郊のホテルが主催する体験型のツアーを販売してはどうかと思います。ホテルの送迎で、ホテルの温泉付き、食事付き、日本の着物を着せてもらいお茶をいただいたり、琴の演奏を体験したりと、見る観光ではなく、体験する観光をパッケージに組み込んではどうでしょうか。検討する価値はあると思います。

     

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