外食チェーンレストランの販促策について考える
外食レストランチェーンのペッパーフードサービスの「ペッパーランチ」では、もし味に不満があれば、食事代金を返金するキャンペーンを始めました。対象メニューは「100%肉塊ハンバーグ」で、10月末まで約1ヶ月半実施します。
このキャンペーンの狙いは何でしょうか?
「うちのハンバーグは美味しいですよ」「味には自信がありますよ」という、PRが目的なのでしょう。新規客獲得のための販促策だと思います。
それも、SC内に店がある所では、たくさんの人が往来することから、「ペッパーランチ」というレストラン名の露出効果。「100%肉塊ハンバーグ」のメニューの露出効果。により、このキャンペーンがきっかけで来店するお客もいるのではないでしょうか。
ここで注目する点は、お客が「味わってみようかな」と思って入店することです。値引きではなく、「味への確認」がきっかけだということです。
もし、このお客が味を気にいったなら、リピーターになることは間違いないと思います。
値引きキャンペーンでないですし、返金を申し出る人が多数発生するとも思えませんので、収益には影響しないと思います。リスクはないでしょう。
後発の外食レストランチェーンでは、認知効果を狙った販促は大変重要です。今回の認知度アップキャンペーンは、少々荒削りのところはありますが、値引きをしていない点は評価できると思います。
(日経MJ/2013年9月16日号「フードビジネス」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
牛丼の吉野家が、値下げ効果が一巡して行き詰まり中。マクドナルドが、ハンバーガーを値上げをしたり、ビックマック値引きキャンペーンをしたり迷走中。大手ファーストフードが、困っているようです。 どうしたらよいのでしょうか。 私は、ご当地バーガーやご当地丼を開発してはどうかと思います。全国均一サービスからの脱却が必要だと思います。今やお客はそんなものは望んではいないでしょう。エリア特性を出したメニューや接客サービスの個々のオリジナルアレンジをオープンにしてはどうでしょうか。 |