星野リゾートが勝ち続ける理由。

  • 2013年07月09日
  • リゾート運営会社の「星野リゾート」が、来年から新卒社員の入社時期を年3回に。内定者が自由に選べるようにします。
    (日経MJ/2013年7月8日号「星野リゾート入社時期、年3回」)

    Risonare
    星野リゾートが最初に手がけた再生リゾート/旧リゾナーレ小淵沢

    ☆星野リゾートとは…http://recruit.hoshinoresort.com


    星野リゾートの強みは、
    ☆一人一人の社員が自分自身で考え、仕事をしていることにある☆
    と思います。
    星野リゾートでは、ホテル業界で常識となっている分業制、縦社会制、年功序列制を一切なくしました。
    これをホテル業界でやり遂げたことに意味があります。
    なぜなら、ホテル業界は、昔からの職人気質志向が強いことから、分業制や縦社会制、年功序列制が常識となっていました。
    星野リゾートは、この古い慣習を壊し、能力主義、実力主義に変えたのです。
    これにより、社員一人一人のモチベーションが高まり、今日の星野リゾートの好調の要因となっているのです。
    ホテルのトップである総支配人は、自己申告制、立候補制にして、全社員向けにプレゼンして決まります。

    ホテルの良し悪しは、ハードではありません。そこで働く人のホスピタリティ=おもてなしの心が最も重要なのです。
    ホテル業界は、サービス業の中のサービス業だからです。
    サービス業で最も重要なことは、従業員のホスピタリティであることは、誰もが否定しない周知のことと思います。
    従業員のホスピタリティを維持するには、モチベーションが大切です。
    星野リゾートは、従業員に対するモチベーションのハンドリングが実にうまいと思います。

    今回の新卒社員の入社時期を自分で選べる制度も実は、入社前からモチベーションを高める狙いがあると思います。
    新卒社員は、3月に卒業して、4月に入社するの通例です。それを6月と10月に分けたのには理由があります。
    入社までの期間に、学生時代にできなかった短期留学や長期の旅行、ボランティアを推奨しているのです。
    入社までの期間は給与や研修費は負担しません。新入社員の自費負担で、自分のスキルやモチベーションを高めさせているのです。
    この仕組みは、会社側にとっても新入社員側ににとっても、双方にメリットのある制度だと思います。


    kyo_no_kando まとめ(今日の感動した!)

    星野リゾートのホテル2カ所に、旅行会社の担当者と下見に行ったことがあります。2カ所とも総支配人が施設の案内、説明をしました。自然体で横柄でもなく、媚び諂うこともありませんでした。彼らの目線は、旅行会社ではなく、利用されるお客様に向いていました。これを見て、今後の星野リゾートが頼もしく思えました。

     

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