アジアからの観光客の誘致合戦を考える

  • 2013年08月19日
  • shirakawago ayutaya

    世界遺産/白川郷のある岐阜県高山市の観光情報は、英語、フランス語など11カ国語に対応しています。その中でも、タイ語版の利用がトップだったようです。
    ☆高山市観光情報…http://www.hida.jp
    岐阜県高山市の「ひだプラザホテル」では、宿泊客に占める外国人の比率が、昨年2012年の20%から、今年2013年は30%を超える勢いで、特にタイからの観光客の増加が目覚ましいようです。
    高山市では、町を挙げて外国人観光客の誘致に積極的に取り組んでいることから、市内就労者の65%がサービス業であり、10年間で4ポイントも増加しています。

    日本を訪れた外国人観光客は、2012年に836万人でした。まだ震災前の2010年には達していません。一方、韓国に訪れた外国人観光客は、2012年に1,140万人で、2010年から30%も増加しています。ちなみに、世界のランキングでは、日本は33位韓国は23位、1位はフランスで8,302万人、2位はアメリカで6,697万人、3位は中国で5,773万人です。こうやってみるとまだまだですね。倍の1,600万人でギリシャと同レベルの17位です。


    私は、外国人観光客の誘致には大賛成です。日本を訪れる外国人の渡航目的が多種多様で、特に文化的なことに惹かれて来日する外国人が多いこともたいへんよいことだと思います。日本の食文化、日本のおもてなしの心、日本の武士道、日本のアニメ、日本のアイドル、日本の電化製品などがあります。多種多様ということは、世界中の人たちから好まれるということで、外国人観光客の伸びしろはかなり期待できると思います。

    (日経朝刊/2013年8月19日号「エコノフォーカス」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    外国人の観光客の誘致には、岐阜県高山市のように行政と一体となって活動した方がいいと思います。ホテル単体で誘致活動すると、ホテルだけ浮いてしまい、同じホテルに滞在する日本人観光客が、違和感を感じると思います。日本人宿泊者が減ってしまうかもしれません。
    それが、町中に外国人観光客がいることで、とけ込み自然な雰囲気となり、違和感を感じなくなるのではないでしょうか。
    ネット等でPRすれば、大いに反響があると思います。

     

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