商品の陳列方法ひとつで、客単価がアップする成功例。

  • 2013年10月01日
  • honmono

    9月20日(金)の当ブログで紹介した「呉服店」と同じように、市場規模が縮小している業界に仏壇業界があります。そんな厳しい中でも、客単価をアップさせている仏壇店を紹介します。
    ☆呉服店のブログ… http://5e-planning.com/縮小傾向にある業種において、勝ち組になる方法/

    名古屋市の「ぶつだん工房雅」では、外国産の安い仏壇と国内で作られた高級な仏壇を横に並べて展示しています。店の入り口から奥へ行くに従って、安いものから高いものへと展示されているのは、よく見かける展示方法です。しかし、この仏壇店では、あえて高いものと安いものを見比べてもらおうと、横に並べたのです。
    横に並べれば、明らかに木目や欄間の品質の違いなどが、誰の目にもわかるぐらい違いがでました。
    同じように、仏具セットもランクを織り交ぜて展示すれば、より高級なものが輝いて見えるのは当然のことです。
    この仏壇店では、このような展示方法によって、お客に「よりよいものを認識してもらい」、客単価の高い仏壇や仏具を購入してもらっているのです。

    呉服店のブログでも、これと同じことを紹介しています。店主の経営手法のひとつに、「商品をお客さんに正しく伝えよう」というものがあります。呉服でも仏壇でも同じことです。「お客さんに商品の価値を正しく伝える」ことが、商売人にとって一番大切なことです。
    売れるか売れないかは、二の次なのです。



    (日経MJ/2013年9月30日号「竹内謙礼の商ビズNOW」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    「お客さんに商品の価値を正しく伝える」こんな当たり前のことが、実際の商売では、後回しにされていることがよくあります。
    売ることばかり意識して、商品の価格やデザイン、機能などを優先してはいないでしょうか。
    一旦、原点に立ち返ってはどうでしょうか。
    生産者から販売者へと受け継がれた「商品へのこだわり」を消費者に正しく伝えることが、商売人の本望であり、最終的には「勝ち残る」術だと思います。

     

    コメントを残す

    ページトップへ