商品のネーミングは「伝わらなければ」意味がない。
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2013年9月8日早朝、2020年東京オリンピック開催が決定しました。
日本中が沸き上がり、お祭りムード一色です。しかも、このムードが開催まで7年間も続く訳ですから、景気への影響もかなり期待できます。本当によかったです。
今回の開催決定の要因として、プレゼンテーション力があったと思います。日本のプレゼンテーション力は、他の2カ国と比べても素晴らしく、心に響くプレゼンだったと思います。
日本では、プレゼンは表現力より中身で勝負的な考えがありましたが、今後は、表現力も大事なこととして、重要視されていくでしょう。
そこで、タイミングよく、コクヨのプレゼンテーションツールの記事がありましたので、目にとまりました。パソコンを使用してプレゼンする際に、指にはめて画面切り替えの操作できるのでたいへん便利なツールのようでした。まさに、タイムリーな商品だと思いました。
しかし、ネーミングを見てがっかり、会社名のコクヨと黒曜石(魔除けのパワーストーン)を合わせて、「kokuyoseki」と呼ぶそうです。「印象に残らない」「何の商品だかわからない」「野暮ったい」「親近感がわかない」の、ないない尽くしです。
あのネーミング効果があったレナウンの靴下「通勤快足」も、最初のネーミングは、「フレッシュライフ」だったようです。「フレッシュライフ」と「通勤快足」では、年間売上で15倍の差が出たようです。ネーミングが違うだけで、同じ商品でもこれだけの差になってしまうものなんですね。
(日経MJ/2013年9月8日号「ネーミング」)写真左:コクヨのフィンガープレゼンター「kokuyoseki」、写真右:レナウンの靴下「通勤快足」

商品をネーミングする際に、心がけるポイントは、 ①.印象に残る ②.何の商品だかわかる ③.親近感がわく ④.買いたい&買って上げたいと思う そして何より大切なことは、最初に商品を世に出そう、作ろうと思った時の熱意を伝えようと思うことが大事なポイントだと思うのです。 |