出版は「不況にあらず」 宝島社社長の名言!

  • 2013年07月30日
  • takarajimasya販売に大きく貢献している「付録」には、品質にもこだわり続けています。

    雑誌は、広告収入に左右される媒体で、一番誌にならない限り、広告収入は確保できないのが現状です。これは、ずっと前から言われていた業界では当たり前のことです。
    一番誌になることは、一番売れる雑誌になることです。売れる雑誌を持てれば、広告収入が確保でき、収益も安定するのです。
    そして、宝島社では、「付録」と「価格の弾力化」で、一番誌をものにしたのです。
    現在は、発行する12誌中、7〜8誌がトップシェアだそうです。


    私が今回注目したことは、表題の「出版は不況にあらず」という、宝島社社長の名言です。
    私が日頃から提唱している「感情マーケティング」の中で、売れないから売れないのではなく、買わないから売れないのである。という考えに通じるからです。
    雑誌などの出版業界は、活字離れだ、スマホに取られた、印刷コストの圧迫だ、などと理由をつけて、売れないのは世間のせいだ、出版不況だなどと言っています。
    本当に世間の人たちは、雑誌が嫌いになったのでしょうか?
    違います。買いたいと思う雑誌がなかっただけなのです。
    このように、原因と結果の取り違いをしていることは、現状、ビジネスの中で多く見受けられます。これについては、今後ともお話していこうと思います。

    (日経MJ/2013年7月29日号「トップの戦略 宝島社社長 蓮見清一」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の感動した!)

    結局、出版不況でも、活字離れが原因でもありませんでした。
    何とか離れは、よく耳にする言葉ですね。いくつかピックアップしてみましょう。日本酒離れ、若者のクルマ離れ、献血離れ、政治離れ などです。
    若者のクルマ離れについて、提案があります。現状クルマを所有するには、お金がかかり過ぎます。運転免許教習代、クルマ代、駐車場代、ガソリン代、税金、こんなにお金がかかるなら、いやになっちゃいます。
    そこで、教習とクルマと駐車場と税金を一括リンクさせられないでしょうか?クルマのパーキング会社のカーシェアリングサービスに教習をリンクさせたらどうでしょうか?

     

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