女性からの問い合わせやクレームからは、販促のヒントが見つかります!

  • 2013年08月03日
  • operater

    男性に比べて、女性からの問い合わせやクレームからは、その後、新しい展開が生まれることが多く見られます。
    美容家電のヤーマンでは、コールセンターの隣に開発本部があり、コールセンターに寄せられるお客さまの声を、すぐに開発部門にフィードバックしやすいように促しています。
    商品のバージョンアップは年3〜4回になることもあるようです。
    こうして、お客さまから支持を得ることで、売上アップにつなげています。

    このようにお客さまの声を開発にフィードバックさせることは、それほど珍しいことでもないと思うのですが、どうして、ヤーマンは成功しているのでしょうか?
    私は、美容家電だけにお客さまの対象が女性だからだと思います。

    女性は、男性に比べて理性よりも感覚が増していて、ひらめきもあります。
    コールセンターの対象が男性の場合、用件だけ聞いて済ませたり、理屈が多いクレームだったりする場合が多いと思います。
    これが女性の場合は、質問の用件から脱線したり、クレームだったのに追加注文に変わったりと、およそ想像できないような展開になることがあると思います。
    女性が対象の商品販売業は、コールセンター部門と企画開発部門を直結させた方が売上アップ効果が期待できると思います。

    (日経MJ/2013年8月2日号「小型白物家電で中堅家電メーカーの存在感に高まりが」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の感動した!)

    化粧品の通信販売業「再春館製薬所」も、女性対象のメーカーです。テレビCMでもおなじみの会社です。
    こちらもコールセンター部門を会社の中核に置いています。
    こちらでは、コールセンターのオペレーターが、台風などの災害に合った地域にいる顧客(女性)にお見舞いの電話を入れているそうです。
    顧客(女性)は、親戚ですら電話もよこさないのに、再春館製薬所は心配してくれている。
    これでもう、顧客とメーカーとの間に親戚以上の関係がつくられたのです。
    感動マーケティングの極意といってもいいでしょう。

     

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