販促のキーポイントは、衝動買いを誘う低価格と もうひとつのこだわり。

  • 2013年08月02日
  • komugiko

    世帯普及が進んでいるホームベカリーで、注目の企業があります。オークセールというベンチャー企業です。
    2012年度の販売台数は、25万台、首位のパナソニックを猛追しています。
    その要因は、大手の半額以下の低価格販売。消費者が「買い物で失敗してもいいや」と考えられる想定価格水準から逆算して商品を開発。その商品の中で、消費者の満足度を最大限にするようにしているのです。
    その想定価格水準=低価格の実現に向けて重視するのが、機能の絞り込み。広告宣伝はせず、ネット通販を主力販路としています。

    さらにもうひとつ、たいへん重要な成功の要因があります。
    消費者の満足に直結する最も重要なポイント=パンのおいしさへのこだわりです。
    材料となるパンミックスを日本製粉と共同開発し、レシピも新しいものをフェイスブックで公開しています。購入者からはパンがおいしいとの評価を受け、コストパフォーマンスの高さが評価されています。

    (日経MJ/2013年8月2日号「小型白物家電で中堅家電メーカーの存在感に高まりが」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の感動した!)

    「消費者は最終的に何に満足するのか」に注目しましょう。
    今回ご紹介したオークセールの成功の要因は、消費者の満足度を最大限にすることを目指したことにあります。ホームベーカリーで消費者が最終的に満足することは何でしょう。焼きたてのおいしいパンを食べることです。
    商品が、少々大きかろうが、作れるパンの種類が少なかろうが、ナッツなどの具材を自動投入できなかろうが、それよりもおいしいパンが食べたい。
    このように、販促を考える上で重要なことは、消費者が最終的に満足することとは何かを考えることなのです。

     

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