顧客ターゲットは絞り込んだ方がいい!

  • 2013年09月01日
  • seityo

    20代以上の女性が主要顧客である「ポイント」では、新しいファン層を育てるブランドとして、女子中学生向け服飾雑貨店「レピピアルマリオ」を展開しています。
    この「レピピアルマリオ」は、店内を一見すると大人の女性向けショップの趣きで、これが、大人への憧れをし始める女子中学生に支持されているようです。
    女子中学生の生活シーンに合わせた商品ラインナップにも工夫があります。
    まずは、学校生活に必要なペンケースや消しゴムなどの文具類、などに着ていくシャツやパンツなどの衣料品、修学旅行に必要な雑貨類のほぼすべてなど、女子中学生の生活シーンに溶け込んでいるのです。

    このように、ニッチ市場ともいえる女子中学生に顧客ターゲットを絞ったところが、成功の要因だと思います。
    この世代は、自分のセンスを身の回りのもので表現し始める世代で、ファッションに芽生える世代です。この世代を取り込むことで、この「レピピアルマリオ」は、これからの女性の一生における最初のファッションリーダーになったといってもいいと思います。この成功を、次へとつなげていってもらいたいですね。

    (日経MJ/2013年8月30日号「ブランド進化論」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    日経MJの8/23号で、「快走瞬足10歳の壁」という記事がありました。アキレスでは、幼稚園児から小学校低学年までは、絶対的な支持を得ている運動靴「瞬足」が、小学校4年生の10歳ぐらいになると、スポーツブランドのナイキやアディダスのブランドに奪われていくことに悩んでいるようです。
    私は、ナイキやアディダスと争わず、10歳以上は顧客ターゲットから外すべきだと思います。
    「瞬足」は、4歳から9歳までの男の子の運動靴として、顧客ターゲットを絞り、「俊足」の中でも、体系や運動能力、生活シーンに合わせた、いろいろなバージョンを投入した方がいいと思います。太って足の遅い子用の「瞬足」とか、細くてガリガリで筋力のない子用の「瞬足」、登下校用の「瞬足」など、商品ラインアップは広げる努力をするべきだと思います。

     

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