外国人観光客が1,000万人を突破!今後の観光庁がやるべきことは何かを考える。
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★今年の訪日外国人が、初めて1,000万人を突破!
今年、日本を訪れた外国人が12月20日に、日本政府が目標に掲げていた1千万人を初めて超えました。
成田空港で記念セレモニーがあり、1千万人目となったタイからの観光客に記念品が贈られた映像がニュースされました。
その会場で挨拶した太田・国土交通大臣は、「豊かな自然、食べ物、素晴らしいおもてなしを世界に発信してきた。できれば、東京五輪が開催される2020年には2千万人のめどがたつよう頑張りたい」と述べたようです。
よくありがちな、1千万人目おめでとうのセレモニー。こんなイベントは何のためにするのでしょうか。
不要に思えてなりません。
こんなイベントに経費を使うくらいなら、誘致のための販促活動に使った方がいいと思います。
同じニュースの中で、日本政府観光局調べによるアンケートがつまらなかったです。東京・丸の内の案内所を訪れた455人に「日本に来て不便と感じたことは?」というアンケートを行った結果です。
第一位が「英語が通じない」、第二位が「英語の案内表示が少ない」、第三位が「インターネット環境が悪い。Wifiを増やしてほしい」
まず、丸の内の案内所を訪れた外国人のアンケートが、訪日外国人の正確なリサーチとなるかということです。
たぶん日本の政府は、英語の案内標識の設置、Wifiの設置をするつもりなのでしょう。
それこそ、公共事業のバラマキ=観光バージョンです。
こんなことをする日本の政府観光局だから、2003年に「観光立国」を掲げておきながら、10年かけてやっと1000万人を達成し、喜んでいるような「ていたらく」なのでしょう。
来た人の満足よりも、「行ってみたい」「見てみたい」と思わせるようなプロモーションが、一番重要だと思います。
タイやシンガポールのテレビに出演して、日本の魅力を伝えた方が、どれだけ効果があるか。
観光庁には、2020年東京オリンピック招致のプレゼンを真似て、海外のメディアでPRしてもらいたいものです。

上の写真のスポットは、新倉山浅間公園です。富士山と五重塔が一緒に見られる場所が、タイでは人気を呼んでいるらしいのです。 タイで日本に関心のある人なら誰でも知っている超人気の写真スポット。 人気の訳は、「富士山」と「京都」が一緒に見られる場所なのだそうです。 これをヒントに、日本のPRイメージのメインビジュアルとして使用してはどうでしょうか。 |