LCCは今後どうなるのだろうか? 旅行会社は旅行企画力を身につけよう!

  • 2013年10月19日
  • Peach

    ★LCCピーチが1人勝ち!巧みなセールが要因

    昨年、2012年はLCC元年と呼ばれ、ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンの国内LCC3社がそろいました。
    日本の国内線利用者は2012年度が約8600万人。東日本大震災前の2010年度と比較すると5%増え、LCC効果といわれています。ただ、LCC利用者は全体の3%にとどまり、欧米の20~30%に比べるとまだまだです。
    最もよく使われている東南アジアや南アジアでは、52~57%に達します。

    ピーチ・アビエーションは、昨年3月の初就航から1年半で、搭乗者数が300万人を突破し、2014年3月期中に黒字化する方向で進んでいます。

    業績好調の理由は、セールを頻繁に実施することにあります。
    通常料金でも既存大手の航空会社の半額から3分の1の安さなのに、さらに下げた料金なのです。
    例えば、300万人突破記念として、大阪(関空)ー釜山や大阪ー東京(成田)など、14路線で、合計1万5000席を1500円均一でセールしました。
    当然、即完売でした。
    ここで、注目したいのが、買えなかった人の中でも、通常料金(LCCレート)で購入する人がいたことです。

    なぜ、セールに漏れた人が、通常料金(LCCレート)で購入するのでしょうか。

    まずは、このセールに触発されて「旅行に行きたい気分」が、高まってしまったことにあると思います。
    そして、通常料金でも最低運賃は格安(大阪ー東京で3,790円)なので、その旅行気分を押さえ切れずに、購入してしまうのではないかと考えられます。
    この巧みなセールを繰り返すことで、新規客を生み、成長しているのでしょう。

    現在の世界のLCC業界の動きを見てみましょう。アメリカでは今、アメリカン航空とUSエアウェイズの合併の動きがあります。USエアウェイズはもともとは、アメリカウエスト航空というLCCなのです。。そんな会社が、今のみ込もうとしているのが、あの往年の航空最大手=アメリカン航空というのが、象徴的な業界の流れなのです。ヨーロッパでも今後、LCC比率は5割までいくと予測されています。

    そんな中、日本のLCCは今後どうなるのでしょうか。予測では、1割程度にとどまる見通しのようです。
    新幹線などライバルとなる交通機関が多いことや、安さ優先でサービスを抑えている販売手法に慣れていないことが、拡大の足を引っ張っています。
    そしてもうひとつ大きな理由は、空港の問題と、機体の整備などが外部委託できないという問題にあります。
    世界標準になりつつあるLCCが、日本で立ち後れていては、外国人観光客からも支持されません。今後LCCをどうするのか、国の指針をまとめることが急務だと思います。



    (日経MJ/2013年10月18日号「成功のヒミツ」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    LCCの利用者は、個人旅行志向だと思います。
    ですから、LCCの台頭は、日本の旅行会社にとって、脅威ではないでしょうか。
    しかし、世界の流れがLCCに向いている今、日本もいつかは、そうなる日が来ると思われます。その日までに、旅行会社として存続する術を身につけていなければなりません。
    その術とは、企画力だと思います。これからは、旅行企画力のある会社が生き残っていくのではないでしょうか。

     

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