長野県への送客を見直そう!宿泊旅行統計調査からわかる夏の長野県の需要。

  • 2013年12月19日
  • kamikochi

    ★2013年7月〜9月の都道府県別の延べ宿泊者数で、長野県は第3位

    観光庁がまとめた宿泊旅行統計調査によりますと、2013年7月〜9月に国内の宿泊施設を利用した人が、過去最高となりました。
    前年同期比で5%増え、延べ宿泊者数は1億3338万人。その内、日本人は、3.5%アップの1億2420万人で、外国人は、30.9%アップの918万人でした。

    全体の延べ宿泊者数の都道府県別では、トップは、東京都で1362万人、2位は北海道で1050万人、3位は長野県で638万人と続いています。

    私は、この第3位の長野県に注目しました。
    大阪府や、静岡県や千葉県を押さえての第3位です。

    長野県の夏の魅力は何でしょう。長野県の調査によりますと、避暑、自然環境が「長野県を選んだ理由」のようです。「食」に対する期待は低いこともわかりました。
    観光地としては、「軽井沢」、「白馬」、「志賀高原」が、訪れてみたい観光地にランキングされていました。

    宿泊者の居住地は、東京都が第1位で17.3%、第2位が愛知県で10.6%、第3位が神奈川県と千葉県で10.2%、第5位が埼玉県で10.0%、第6位が長野県で6.2%となっています。
    1都3県で、47.7%を占めています。

    宿泊施設の稼働率の状況は、定員稼働率も客室稼働率も、全国平均を下回っています。年間の平均客室稼働率は、東京都が約77%、北海道でも約55%、静岡県でも約49%、長野県にいたってはなんと約35%という、低い数字なのです。
    8月のトップシーズンをみても、全国平均以下という状況です。8月の全国平均客室稼働率は、約65%ですが、長野県は約57%なのです。
    8月の客室稼働率が57%なのに、宿泊人数は、全国第3位とういう、ズレ。まだまだ、売れる余地は十分ありそうです。

    来期の夏シーズンは、長野県=避暑&自然=首都圏をポイントに、販促をかけていきたいと思います。

    (日経MJ/2013年12月18日号「総合」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    長野県への観光目的で、「食」に対する期待が低いことと共に、「温泉」に対する期待もそれほど高くないことがわかりました。夏のトップシーズンだからということもあるでしょうが、まずは避暑なのでしょう。
    「食」や「温泉」の情報で、「避暑」をぼかさかず、「避暑」と「自然環境」を全面的に紹介することが重要だと思います。
    来期は、「避暑」「避暑」「避暑」で、長野県を大いに販売していきたいと思います。

     

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