マクドナルドや吉野家が生き残るために、何が必要かを考える。
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★ファストフード、苦境が鮮明に。コンビニ中食に食われる
和食と洋食、両方のファストフード大手の苦戦が鮮明になっています。
日本マクドナルドは、減収減益、既存店売上高、客数とも減少しています。
ゼンショーのすき家でも、26ヵ月連続で既存店売上高が、前年を下回っています。
店舗網の拡大が続く、コンビニに押され、市場を奪われていることが背景にあると言われています。
コンビニ弁当の充実や、スーパーの総菜コーナーの充実ぶりによって、持ち帰り弁当などの中食市場の拡大が大きな変化となっています。
日本マクドナルドでは、100円コーヒーの先陣をきって市場開拓しましたが、今や100円コーヒー=コンビニとなりつつあるのが、現状です。
コンビニに行けば、フライドチキンもフライドポテト、牛丼やカツ丼もあり、ケンタッキーやマクドナルド、吉野家に行かなくとも、
一カ所ですべてチョイスできてしまうのです。しかも、味もそこそこ。
こうなれば、衰退の一途を辿るのは必然ではないでしょうか。
では、今後、日本のファストフードの生き残る道はあるのでしょうか。
私は、コンビニに吸収される以外、道はないと思っています。日本マクドナルドとセブンイレブン。吉野家とセブンイレブン。早めに判断が必要だと思います。
(日経MJ/2013年11月22日号「フードビジネス」)

日本の外食チェーンは、日本人の食文化の多様性を反映して、乱立しているの現状です。 これから、企業が生き残っていくには、大規模化と寡占化が必要になっています。しかし、日本人の食文化への趣向が変わらないことを考えると、中途半端な外食チェーンは、生き残っていけないと思います。 来年あたり、新聞の一面で出るような大きなM&Aがあるかもしれないですね。 |