NTTドコモの迷走から学ぶ、会社の将来はリーダーの「本気度」で決まる

  • 2013年10月25日
  • docomoabc_logos

    ★NTTドコモは料理教室最大手「ABCクッキングスタジオ」を買収する。投資額は200億円前後。ABCのレシピやレッスン中の調理の動画を有料配信

    NTTドコモは、売上高4兆円の超大企業です。その超大企業が、有機野菜の通販サービスの「らでぃっしゅぼーや」や、「タワーレコード」を買収しました。そして、今回の「ABCクッキングスタジオ」です。こんなちまちました買収をしていて大丈夫なのでしょうか。私は不思議でしょうがありません。
    それに加えて、docomo online shopにチカラを入れはじめ、「Amazon、楽天を目指す」と、通販のサービスに進出する模様です。
    現に、ドコモショップでも、らでぃっしゅぼーやの野菜を配ったり、「らでぃっしゅぼーや」の張り紙がしてあったりと、やっていることが小さすぎて、全く先が読めません。

    一方、ソフトバンクグループは、2006年3月に1兆7,500億円でボーダフォンからJ-PHONEを買収、2013年7月には、アメリカ第3位の携帯会社スプリントを216億ドル(約1兆8000億円)で買収し、世界の携帯会社へと進んでいます。
    自社の売上高の半分もの買収額を要した、超ビックビジネスです。これぞ、大企業の買収だと思いました。

    この2社を比べるに、リーダーの違いなのでしょう。ソフトバンクは創業社長の孫正義氏、NTTドコモは、元電電公社のサラリーマン社長の加藤薫氏です。

    NTTドコモも、「Amazon、楽天を目指す」のではなく、「楽天」を買収するぐらいのことを考えてもいいのではないかと思います。

    ソフトバンクの買収には、会社の、社長の「本気度」が伝わってきます。
    この「本気度」が、社員を奮い立たせ、社長を尊敬し、会社に誇りを持たせる効果があると思います。
    リーダーの指示や指針は、気合いを込めた「本気」が大切です。そうすれば、社員は迷うことなく、ついてくるでしょう。




    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    一般的に、組織の中で出世してトップに立つ人がリーダーだと思われています。どの組織でも、リーダーは、よくできた三角形の先にあり、みんなが上へ上へと目指しています。
    しかし、本来のリーダーは、こうした「三角形の先のリーダー」ではないと思います。
    本来のリーダーは、ゼロから商売の基やストーリーを創る人、実際に商売を動かしていくリーダーこそが、本来のリーダーではないでしょうか。
    今、ビジネスが向かって、先を切り拓くリーダーが求められています。

     

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