今のテレビの視聴率は時代遅れ!もっとリアルな視聴率が出せるはず。
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★視聴率1%=100万人説。総世帯視聴率の低下で定説に疑問も
今年はドラマの『半沢直樹』や『あまちゃん』のような大ヒット番組が生まれ、視聴率何%と騒がれました。しかし、近年、日本人がテレビを見なくなっていることは明らかです。
実際、テレビ番組全体がどれくらい見られているのかの指標となる「総世帯視聴率」も、ゴールデンの時間帯で1997年の71.2%から63.5%まで大きく下がり、かつての常識「視聴率1%=100万人」という時代ではなくなっているのが現実ではないでしょうか。
しかし、テレビに広告を出しているスポンサー企業にとっては、視聴率は広告費を支払う上での大きな指標となるものです。
実際、どれくらいの人が見ているのか、性格に数字がほしいのではないでしょうか。
これまでテレビの視聴者は、テレビ局から一方的に送られてくる番組を見ていました。ビデオリサーチによる現行の視聴率調査は、テレビは一家に一台の時代のものです。しかし今では、デジタル化によって、多メディア化・多チャンネル化になり、視聴者のテレビを見るスタイルや環境は、多様化しています。
例えばワンセグ放送が始まり、携帯電話やスマートフォンでもテレビ視聴が可能になり、自宅以外の場所でテレビを見る機会が増えました。加えて録画装置も進化して、番組は録画して、時間ができたときにそれを再生して見るというような傾向も加速していることは周知の事実です。
現行の視聴率調査では、そうした多様化をカバーしきれていないということです。
つまり、リアルタイム視聴率と録画視聴率とが存在していると思うのです。
意外に、リアルタイム視聴率は、10%以下でも、録画視聴率を合わせると、20%越えなんて番組もあるかもしれません。
すでにアメリカやイギリスでは、数年前からやっているようです。ビデオリサーチにできないはずがありません。
①.ライブ視聴率
②.ライブ視聴率プラスセイムデイ
(4時間以内に録画された番組の視聴率+ライブ視聴率)
③.ライブ視聴率プラス3デイズ
(3日以内に録画された番組の視聴率+ライブ視聴率)
④.ライブ視聴率プラス7デイズ
(1週間以内に録画された番組の視聴率+ライブ視聴率)
以上の4つの視聴率の算出が可能になるようです。
早く、このように、現実に即した視聴率算出方法に変えてもらいたいものですね。

録画した番組は、CMは早送りで見る人が多いと言われています。私も実際にそうしています。 そうすると、録画視聴率は、広告主にとって意味のない数字になります。 ライブ視聴率は、現在出されている視聴率よりも低いことが予想されますので、そんなライブ視聴率が出されては、テレビ局や広告代理店が困るのでしょう。 このことが、このシステムの導入を大きく阻害しているのだと思います。テレビが見られている本当の尺度が、確立されることを望みます。 |