コンビニでも各店舗ごとに自店の売りをつかみ、積極的にアピールする。
コンビニエンスストア業界は、2013年度、5万店時代を迎えました。 |
コンビニは立地産業。顧客に店に来てもらう商売と考えられてきました。しかし、コンビニ5万店時代に突入した今、それだけでは難しくなっていくでしょう。
1店あたりの支持人口は2,500人とも言われています。
このような時代になって重要なことは、自店の置かれた環境を再度分析し、店舗の存在意義を明確にすることです。
言い換えれば、「あの商品が置いてあるから」「あの親切な店員さんがいるから」「いつも清潔だから」といった、お客が店を選ぶ理由を明確にしていくことです。
それにより、「自店の売り」がはっきりするのです。
同じような商品を扱うコンビニにあって、自店の独自性を明確に打ち出すのは難しいかもしれませんが、そうした努力を少しでもしていかないと生き残りは難しくなると思います。
コンビニの商圏は、今以上に狭くなるでしょう。一度獲得した顧客を逃さないためにも、接客サービスの向上が必須です。逆手にとると、商圏が狭くなれば、お客の顔も見えやすくなるということです。
お客の顔をよく見つづけることが、生き残りの分かれ目となるでしょう。
(日経MJ/2013年9月8日号「底流を読む」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
ホテルや旅館においても、駅前や温泉街には、競争する宿泊施設が、数多くあります。そこで、自店の独自性を明確に打ち出すことが重要です。お客さんが自店を選ぶ理由を明確にしていくことです。 「あの旅館にいくと落ち着く」「あのホテルの人はみんな笑顔で親切」「あの料理が忘れられない」 お客の喜ぶ顔を見れば、自店の売りがわかります。お客の顔を見ていれば、生き残りのヒントが見えてくるものです。 |