ピンクのクラウンの販売から、商品ブランドの再構築のヒントを学ぶ
トヨタ自動車が、発売した高級セダン「クラウン」のピンク色の特別仕様車「ReBORN PINK」の受注が、2013年9月1ヶ月間で650台と好調だったようです。
ピンク色のクラウンという意外性が受け、個人購入者の35%が女性だったようです。
年齢も30〜40代が42%を占め、通常のクラウンが20%程度に比べて、倍以上をであったことから、若い顧客層への訴求もできたようです。
この販促手法は、クラウン全体の売上に対する貢献度はたいしたことないかもしれませんが、若い顧客に対して、高級セダン=「クラウン」というブランディングを訴求した効果は高かったと思います。
つまり、ピンクのクラウンが売れようが売れまいが、若い顧客層へ訴求できた時点で、この販促は成功だったと思います。今回売れた実績は、おまけのようなものでしょう。
このように、ギャップにはインパクト効果が期待で来ます。クラウンなのにピンクのような意外性の商品はないでしょうか。
ピンクのモンブランの万年筆、ピンクのダンヒルのランドセル、ピンクのロレックスの腕時計などはどうでしょうか。
(日経/2013年10月3日号「企業1」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
こんなのがあったらオモシロい! 100円ショップの1000円コーナー。吉野家の2000円松坂牛丼。すき家の2000円フォアグラ丼。 温泉旅館やホテルの宿泊プランで、絶対熟睡プラン5万円。寝具すべてにこだわり、眠りだけにこだわったプランなどはどうでしょうか。 このような試みは、消費増税後の販促対策にカンフル剤として効果があると思います。 |