若者の旅行が増えています!旅のキーワードは「体験」「自己投資」「啓蒙」

  • 2013年11月02日
  • Angkor-Wat

    ★2012年の年齢別出国率は20代が、22.8%でトップ

    JTB総合研究所によりますと、20代の出国率は、2008年には17.8%と、30代と40代よりも下回っていましたが、翌2009年からは、伸び続けずっとトップです。
    若者の旅行への意欲は高まってきているといえます。

    一方、同研究所が、旅行にかけるお金についての調査では、20代の回答が、例年より増やすが14%と、60代に続いて高かったですが、例年より減らすも19.5%と40代に次いで高かった結果が出ています。
    これは、若者の旅行に対する意識の2極化の現れだと思います。
    内向き志向の強いグループと外向き志向の強いグループという、全く違う志向のグループが、若者世代に存在していることなのでしょう。

    その外向き志向の強い20代の特徴がよく出た調査があります。観光庁の年齢別国内旅行の平均回数で、20代は、震災があった2011年に前年より増えているのです。
    これは、ボランティア活動や、復興支援のための旅行を積極的に行った現れだと思います。

    今の若者が旅をするときのキーワードは、「体験」、「自己投資」、「効能」、「きずな」、「啓蒙」などが、考えられます。
    「旅で体験したことから、どんな効能が得られるのか、どんな自己投資につながるのか」
    「旅先での人との出合いから、人とつながりを持ちたい」
    など、美しい景色や美味しい料理ではなく、心の感動を求めていると思われます。
    その欲求に応えるコンテンツを提供できれば、若者を引きつけられるでしょう。



    (日経プラス1/2013年11月2日号「エコノ探偵団」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    LCCの登場で航空運賃が下がり、それに連動して安価なホテルも増えています。スマホの普及で、飛行機とホテルだけを予約する、FIT旅行が、若者の間ではますます多くなると予想されます。
    そんな中、旅行会社も周遊型のパック旅行だけでなく、若者向けに1つの体験にしぼったツアー造成を試してみていいのではないでしょうか。
    「アンコールワットに魅せられて、移住してしまった現地日本人と過ごすツアー」とかは、どうでしょうか。
    そうしていかないと、旅行会社の存在意義ななくなってしまうのではないでしょうか。

     

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