海外旅行の仕入れコストアップをどう乗り切るか

  • 2013年09月18日
  • paris hawaii

    旅行業界では今、2014年4月以降に日本を出発する海外旅行商品の仕入れ交渉の真っ最中です。円安と新興国の海外旅行の増加に伴い、海外のホテルなど現地での仕入れコストが、かつてないほどの上昇傾向にあるようです。このままでは、今年と同じような海外パック旅行が、かなりの値上げとなりそうです。
    特に、ヨーロッパとハワイが顕著のようです。
    この局面をどう乗り切ればいいでしょうか。
    まずは、消費者に「高くなった」と感じさせないことです。同じような海外パック旅行でも、値段は変えずに、内容を少しアレンジしてはどうでしょうか。
    たとえば、円安でコストアップとなった製粉業界では、内容量を10%少なくして、料金はそのままで対応しています。その際、パッケージに少し工夫を加え、ファスナー付きにして、便利さを加えました。だた、中身を省くだけでなく、メーカーサイドの心配りを加えることで、消費者心理は和らぎます。
    海外パック旅行でも、ただ観光地を少なくするだけでなく、目に見えた形のちょっとした心配りを取り入れるように努力してはどうでしょうか。

    (日経MJ/2013年9月18日号「一面」)

    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    2014年4月からは、消費税が5%から8%にアップします。私は、今回の消費税増税による景気への影響はあまりないのではないかと思います。
    なぜなら、今回の値上げは、日本国民の多くが納得しているからです。将来の日本のためであり、近年のギリシャの破綻などを見ても、しょうがないと思っています。増税による消費への心理的な影響は少なく、心の準備はできていると思います。
    このように、増税も値上げも消費者心理が納得しているか否かによって、その先の消費行動に大きく影響されます。
    消費者心理を操る販促策が大変重要となるのです。

     

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