「当たり前」のことこそ、積極的にPRし続けることが重要です。
★上の写真は、ホテルのハトヤのテレビCMの初期の画面です。
「伊東に行くならハトヤ、電話は4126・・・。」
このフレーズは、今でも強く残っています。
このフレーズは今も広告に使われています。
お客さんは、飽きません。蓄積されるものです。
飽きてしまうは、自分自身ではないでしょうか。
勝手に飽きてしまったと思い込んではいけません。同じように、自分のことは知ってて「当たり前」と思い込んではいけないのです。
お客は、自店・自社のことをどれだけ理解しているでしょうか。
「何屋」なのかも知らないことがあるかもしれません。
知らないと思っていた方がいいでしょう。
たとえ、「トヨタ」や「ソニー」でも、世の中の人全員が、「何屋」かを知っていると断言できるでしょうか。
知ってて「当たり前」はないのです。「当たり前だ」と思っている商品やサービスの説明を伝え続けることが重要なのです。
その告知によって、入店や購入のきっかけにつながっていくからなのです。
都心部を中心に展開している酒飯チェーンの「カクヤス」では、「宅配=カクヤス」の浸透を目指して、積極的なPR展開を行なっています。
店頭のスタンド看板に、「SOS」と大きな文字で表示しています。「SOS」の文字は、遠くから見てもインパクトのある文字で、注目を集めやすいことが狙いのようです。
「S=酒が、O=重い、S=そんな時」、「あなたの想い(重い)を解決したい」=「カクヤスにSOS!」とユーモアを交えた表現で、注意喚起して、問題解決を提示している看板なのです。
このように、商品の価格表示だけをするのではなく、何の会社で、どんな特長をもった会社なのか、という広報的な販促も重要な販促活動なのです。
(日経MJ/2014年2月7日号「マーケティングスキル」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
アメリカのマーケティングーコンサルタントのジェイ・コンラッド・レビンソンが提唱した「ゲリラマーケティング」の本によりますと、マーケティングは、お客さんに25回以上、広告を見せなくてはならない。と言っています。 途中で広告を変えてしまえば、最初からやり直しなのです。 これは、ザイアンスの法則をもとにしています。ザイアンスの法則とは、接する回数が増えるほど好意や印象が高まる効果「単純接触効果」としています。 ですから、広告をコロコロ変えてばかりいては、全く効果がないに等しいのです。 |