ライブ、エンターテイメント市場が活況!旅行と結びつけて更なる拡充を!
★ライブ、エンターテイメント市場が、過去最高を更新する見通し
劇場で、コンサートや演劇を楽しむライブ、エンターテイメント市場が、活況のようです。
2009年をピークに、下降傾向にありましたが、昨年2012年は飛躍的に伸び、3,334億円に達しました。
今年度は、さらに伸びが期待できるようです。
好調の要因は何でしょうか。
①.総公演数の増加
②.その瞬間に立ち会いたいという欲求の増加
③.「モノ欲求」から「コト欲求」への移行
①の総公演数の増加は、市場のニーズの高まりと、CDやDVDの売上低迷により、新たな収入源として、公演にシフトしています。副産物として、公演時のグッズ売上が予想以上に好調なことも、公演数増加に拍車をかけているのです。
TSUTAYAを運営するCCCでは、渋谷にあるライブハウス4カ所の命名権を取得し、ライブハウスの名称を「TSUTAYA O-EAST」として、ライブ当日券やグッズなどを渋谷の実店舗で販売するようです。
このように、ライブへの注目は、お客も関連企業も高まっているのです。
②のその瞬間立ち会いたいという欲求は、ここ数年、どんどん伸びています。
彗星そのものなくなってしまった「アイソン彗星」では、観測ツアー中止がニュースになるほど、その瞬間を見てみたいという欲求が、多くの人たちを観測ツアーに申し込むまでに高まっていたのです。
③については、長いデフレ時代を経験し、安価で良い商品を手にできるようになった今、モノへの欲求が弱まり、購買欲を満足させる矛先が、「コト」へシフトしつつあるようです。
最近では、「ポール・マッカートニー」が、日本公演で何十億円も荒稼ぎしたようですが、行った人はみんな大満足。ポールのライブは、二度と見れないからという訳なのでしょう。
公演を仕掛けることは、高いリスクもあり、なかなか簡単にできるものではありませんが、それを取り巻く企業がサポートしていけば、もっともっと、貴重な公演が可能になると思います。
市場ニーズが求めているライブには、儲けのチャンスがあると思います。
(日経MJ/2013年12月4日号「サービス&エンターテイメント」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
郷土芸能などのライブも、もっとPRした方がいいと思います。 何十年、何百年も続く歴史の重さを実感できる郷土芸能の価値は、その場にいることで、感動できると思います。 「コトへの欲求」、「その瞬間に立ち会うことへの欲求」が、高まる中、地方のホテルや旅館では、郷土芸能観劇宿泊プランなどの販売を強化してはどうでしょうか。 |