「プチ贅沢に関するアンケート」の現況調査から、今後の国内宿泊の販促のヒントを探る。

  • 2013年12月20日
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    ★プチ贅沢の金額予算は、老高若低

    今回の資料は、日経産業地域研究所にて、2013年8月に全国の20歳~69歳の男女1000人からインターネットでアンケートを実施したものです。

    プチ贅沢をする場合の予算を尋ねると、「3000円以上」の22.7%が最多で、「500円未満」(18.1%)が続きました。年代別では、20代、30代、40代では「500円未満」が20%超で最も多くなっています。50代、60代はともに「3000円以上」が3割弱で最も多く、「老高若低」の傾向にあることがわかりました。

    男女別で比較すると、男性でプチ贅沢をすると答えた割合は69.5%、一方女性は82.3%と男性を12.8ポイントも上回りました。
    具体的なプチ贅沢の内容を尋ねると、男性の1位は「お酒(ビール、ワインなど)」(49.3%)、女性の1位は「お菓子・デザートなど」(68.1%)でした。また、男女とも2位は「外食(高級ランチ・飲み会など)」(男性48.6%/女性49.3%)でした。

    上の結果から推察すると、女性の場合、20代〜40代は、500円以下のコンビニデザートでプチ贅沢を楽しみ、50代、60代は、3000円以下でデパ地下デザート、3000円以上で高級ランチを、それぞれ楽しんでいることが予想されます。

    「今年したい(した)ぜいたくは」のアンケートでは、「国内の旅行先で何か(ぜいたくを)する」が42.8%でトップ。これに「自宅で普段より高い菓子を食べる」(30.1%)が続きました。全般的に女性の回答率の方が男性より高く、「国内の旅行先で~」は女性が50.0%と男性を15ポイント以上、上回りました。

    このことから、国内宿泊部門やホテル、旅館の販促担当は、夕食での、もう一品プラン(アワビの陶板焼きなど)や、お部屋のグレードアッププランなどを、もっともっと販促すれば、売上の結びつくと思います。

    (日経Biz/2013年12月17日号「コンシューマアイ」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    プチ贅沢には、女性の方が積極的で、楽しんでいる傾向にあると思います。男性は、ビールやワイン、家電製品などが対象となっていることから、現実的で楽しんでいない傾向にあります。
    ホテルや旅館のグレードアッププランは、女性に向けた提案をするべきでしょう。
    アルコール付きや露天風呂付きではなく、料理ならば「料理長特選ディナー」とか、部屋ならば「富士山を一望できるお部屋」とかいうような、「感性に訴えるプラン」を提案する方が販促効果があると思います。

     

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