会話や文章では、「重ね言葉」や「繰り返し言葉」を使うと、違和感や嫌悪感を与えてしまいます。
「重ね言葉」とは、同じ意味の語を重ねた言葉。二重表現や重複表現とも言います。会話では、「後で後悔する」「腰痛が痛い」「日本に来日する」など。文章では、「いちばん最初」「いちばん最高」「約数万メートル」などです。
このように、何気なく口にしていたり、書いたりしている場合がほとんどで、他人の会話を耳にして「違和感」を覚え、文章をみて間違いに気付くのが大半なのです。
また、「繰り返しを表す言葉」にも注意が必要です。
「くれぐれも」「重ね重ね」「再三」「重々」のような「繰り返しを表す言葉」も、悲しい出来事の再来などを連想されるという意味で、嫌われています。
「繰り返しを表す言葉」は案外、気付かない内に使われることがよくあります。気をつけた方がいいでしょう。
(日経Bizアカデミー/2014年3月12日号「マーケティングWeb講座」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
ツアーや宿泊プランの広告表現でも、気をつけたい言葉があります。 「三昧」「巡る」「無尽蔵」「圧巻」などの言葉は、その語源が、宗教などから生まれた言葉といわれています。 旅行など、人の気持ちを高揚させるような広告には、不似合いだと思います。注意した方がいいでしょう。 |