パッケージデザインの男女の好みの違いから、広告表現の手法を考える。
★「コンビニ・コーヒー」に押され、缶コーヒーが市場を収縮する中、若年層や女性を対象にしたペットボトル入りのコーヒー飲料は伸びているといいます。
そこで、男女のパッケージデザインの好みの検証結果から、広告表現の手法について考えてみました。
日経BizアカデミーのWeb講座で比較したのは、上記の3種類のパッケージデザインです。
やわらかい曲面と白くシンプルなグラフィックが印象的なAと、キャップをはじめ緑をアクセントカラーにし、ナチュラルな印象を色濃く出したB、四角いボトルと四角いラベルですっきりと見せ、おしゃれな印象を与えるCの3つのデザインに対する印象について、消費者調査を実施しました。
その結果、男性ではAを買いたいと答えた人が多く、一方で女性からはCやBを支持する声が多かったようです。
このことから、男性は、形など即物的な価値観で判断しやすく、女性は、イラストや写真など感覚的な価値観で判断しやすいことが、わかりました。
ホテルや旅館の宿泊プランの販促広告などでも、女性の宿泊者が多い施設では、感覚的に敏感な女性向けに、可愛らしいイラストや、イメージ的な写真を多用すると効果的なのではないでしょうか。
一方、男性客が多い施設は、施設の外観、客室、大浴場などの設備の写真を使用すると信頼感が高まると思います。
(日経Bizアカデミー/2014年1月10日号「マーケティングWeb講座」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
旅行ツアーでも、男女による好みの違いはあると思います。 たとえば、「ビジネスクラスで行く◯◯◯◯」などは、ビジネスクラスは即物的ですから、男性が反応するのではないでしょうか。列車の旅なども、男性向きだと思います。 女性は、庭園や町並みなどの空間など、感性に訴えるもの強くひかれると思います。 相手をみすえた広告表現が重要だと思います。 |