旅行会社に座席を提供したLCC=ジェットスターに明日はあるのか?
★大手旅行会社が、LCCを活用した旅行商品の販売を本格化
JTBのネット販売の子会社、i・JTBが、ジェットスターと連携した商品を売り出しました。
JTBが、LCCの航空券を組み込んだ商品を販売するのは初めてだそうです。
航空券と宿泊施設を自由に選んで組み合わせる商品で、ジェットスターの国内14路線とJTBが扱う16万の国内宿泊プランを組み合わせられるようです。
東京ー札幌間の2泊3日の場合は、23,100円からで、これは日本航空を使う商品と比べて、1万円以上も安くなります。
<LCCの事前に知っておきたいポイント>
①.ネット直販が原則
②.機内食、預け荷物が有料
③.欠航・遅延が無保証
④.キャンセル料は航空券代の100%
今回JTBは、3週間前までならキャンセル料がかからない仕組みで、ジェットスターと合意したそうです。これは、従来の大手航空会社のプランと同条件です。
ジェットスターが歩み寄ったのでしょう。
欠航や遅延の場合の保証についてはどうなっているかはわかりませんが、そうなった場合に、旅行会社は相当な手間を強いられることは避けられないでしょう。その場合、人が対応しなければならず、見えない経費がかかってくるのではないでしょうか。
旅行会社のによるLCCを使った旅行商品のメリットはどこにあるのでしょうか?
薄利多売で、差別化なし、まるで、ネット専門会社。旅行のノウハウも活かせず、ただロボットのように商品を扱うのみ。まさに体力勝負になってくると思います。
目先の売上に捕われず、その先を見据えていないと、立ち行かなくなると思います。
ただ、旅行会社は撤退するだけ済みますが、残されたジェットスターはどうなうるのでしょうか。
(日経/2013年11月8日号「企業2」)
まとめ(今日の販促ポイント!)
巨人JTBが、どうにかなることはないでしょう。 しかし、自立できないで、旅行会社の助けを受けたジェットスターはどうでしょうか。 LCCの販売のスタンスは、すべて自己責任をおってもらうことで、低価格を提供しています。 LCCは、身勝手にやったいた方が、お客はついてくるのではないでしょうか。 LCCらしさをもっとアピールするべきだと思います。 |