60歳以上のシニア消費が全体の半分を占める!この状況の中でマーケティングはいかにあるべきか。
★シニア消費の伸びが一段と高まり、39歳以下と40〜59歳までは下降線の一途
上の表を見て驚きました。
60歳以上のシニア消費で、国内消費が成り立っている現実。そして、40〜59歳の社会の中で最もコアな世代の消費が、下降線の一途を辿っていること。
こんな社会でいいのでしょうか?
私は間違っていると思います。
現役世代がもっと活力ある消費者にならなければ、本当の消費パワーは生まれないと思います。
これ以上は、日本の社会全体に関わるテーマになりそうなので、ここでは、この状況の中でマーケティングがいかにあるべきかについて、お話したいと思います。
このペースが続けば、6年後の2020年ごろには、60歳以上のシニア消費が、国内消費全体の60%に達しそうな勢いです。その分、40〜59歳世代の消費は30%、39歳以下は10%となるでしょう。
スーパーの商品もシニア向けの1人〜2人前のお惣菜コーナーのスペースがどんどん広がっていくことでしょう。お菓子売り場がスナック系からせんべいに乗っ取られるかもしれません。
世の中のサービスの多くが、シニアを想定したサービス志向になるのではないでしょうか。
セブンイレブンでも、宅配サービスに力を入れていくようです。
買い物や通院をサポートするサービス、入浴や家事をサポートするサービス、散歩や旅行をサポートするサービスなど、人的サポート=マンパワーが必要なサービスが、どんどん増えていくのではないでしょうか。
旅行会社では、個人向け随行員のサービスや、自宅までの送迎サービスを早急に考えていく必要があるのではないでしょうか。
温泉旅館では、特にバリアフリーが必要になります。特に露天風呂は、バリアフリー化が最も進んでいません。
温泉旅館でバリアフリーが進めば、これ以上のセールスポイントはないと言っても過言ではないと思います。
まとめ(今日の販促ポイント!)
自動車の自動運転システム、ロボットの家事代行など、夢にみた世の中が、もうすぐそこにやってくることでしょう。 そのなるまでの期間のシニア向けのサービスは、マンパワーが必要にならざるをえません。いかに、マンパワーを確保するかが重要になるでしょう。 私は老老介護ならぬ、労労サポートがキーのように思います。旅行の随行員も送迎サービスの運転手も、入浴や家事支援もサポートするのは、元気なシニアが担うべきだと思います。 元気なシニアをいかに囲い込むのかが重要だと思います。 |