消費税増税後の旅行販促は、ちょっとした節約心理をくすぐるような内容を織り込もう!

  • 2014年03月20日
  • mille-feuille

    消費税増税は、今後の旅行計画に「影響しない」63.5%。“旅行回数は減らさずに、節約して旅を楽しむ” という声が出ています。

    旅行の口コミサイト・フォートラベルが、自社の会員1,978人に対して行なったアンケートからの報告です。

    消費税の増税が、今後の旅行計画や旅のスタイルに影響するか聞いたところ、「影響する」と回答した人は36.5%、「影響しない」と回答した人は63.5%で、6割を超える人が「増税は旅行計画に影響しない」と回答しました。
    また、世帯年収別では、年収300万円未満でも、半数以上の56.0%が「影響しない」と回答。世帯年収があがるにつれその割合は増加し、年収2000万以上では、81.8%が「影響しない」と回答しました。

    増税が今後の旅行計画に「影響する」と回答した人の中で、どのように変化するかを聞いたところ、「1回の旅行にかける費用を減らす」が70.1%、「旅行回数を減らす」が24.3%、「その他」が5.6%となり、旅行回数はこれまでと同様に、1回あたりの旅行費用を抑えて旅行したいとする人が多いことがわかりました。
    旅行費用を節約するための具体的な対策としては、「マイルやポイント制度を活用する」「早期予約割引を活用する」「ホテルのグレードを抑える」「海外旅行時、免税店での買い物を活用する」「繁忙期の旅行を避ける」などのコメントが寄せられました。

    このことから、消費者の節約志向を逆手にとった販促策が有効だと考えられます。
    たとえば、早期予約割引を2段階に増やすとか、トップシーズンを3段階にわけて、スーパートップシーズン、トップシーズン、セミトップシーズンにするとか、価格の選択肢を増やすことで、節約志向のマインドを納得させる材料になると思います。

    (日経MJ/2014年3月19日号「データ&データ」)


    kyo_no_kando まとめ(今日の販促ポイント!)

    上のアンケート結果でもわかるように、消費増税による料金値上げ、支出の増加には、納得している(あきらめている)人が多いようです。
    4月以降からの旅行販促には、節約したと実感させるような施策が必要です。
    私は、いちばん最適な施策は、早割予約割引だと思います。ツアーの内容を下げずに、節約できる。ユーザーにとってもうれしい割引です。旅行会社としても、値引きではありますが、早い成約が確定されることのメリットの方が大きいと思います。

     

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